2009年06月28日

「BOSS」最終回(む)

敵を欺くには、まず視聴者から…。
前回の放送で、野立(竹之内豊)に疑いの目を向けさせる展開になった時点では、それでもまだ「いや、まてよ、まてよ…」と一生懸命抵抗していたつもりだったが、今回の、野立を撃った後の絵里子(天海祐希)のやるせない表情には思い切り感情移入…なのに、全部芝居だったとは…騙された!まだまだ洞察が緩いなぁ、と自身を苦笑しつつ、一方で、お見事!と拍手。

ただ、テロ組織の登場と警察内部の裏金問題、そして反町隆史まで登場させたというクライマックス仕様の流れの割には、あまり深い描かれ方がされてなく、その点は物足りなさが残った。そのあたりを補う意味でも、また登場人物の個性も確立してきたところで、是非シリーズ化してもらいたい。実際、逮捕後の「また会うよ、すぐにな。」という高倉(反町隆史)の意味深な呟きや、出国直前の携帯電話に、ふと表情を止める絵里子の絵に、続編もしくはスペシャルを期待させるニュアンスはありそうだが、どうだろう。

「BOSS」は天海祐希という女優の求心力を十分に活かしたバランスのよい大人向けのドラマで、今期の中では最後まで安定したレベルで視聴者を楽しませた作品の一つだったと思う(むさし)

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2009年06月27日

「BOSS」最終回

このドラマが悲劇で終わるはずはないとは思っていたが、視聴者を欺いた演出やキャストの演技が巧妙だった。

武田鉄矢や反町隆史の使い方は中途半端な感じがしたし、絵里子(天海祐希)と池上浩(丸山智己)の関係はもっと描写が必要だったと思うが、そんなことはどうでも良くなるほど見事なフィニッシュを見せたドラマだった。
なんと言っても天海祐希の見せ方が上手いし、他のメンバーもコミカルに描いていて親しみ易かった。
エンタメ系のドラマでは今期一番だろう。

「離婚弁護士」シリーズファンには嬉しい、スタッフの遊び心も楽しかった。
(緋炎)
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2009年06月21日

「BOSS」第10話(む)

唐突に謹慎を言い渡された大澤絵里子(天海祐希)ら、特別捜査班。実際には手薄な生活安全課にサポートとして廻され、スーパーマーケットの万引き取締りや、下着泥棒、老人会の詐欺防止講習会などの業務を遂行する日々を送っていた。この様子が、既にお約束のようになりつつある「なんちゃってシリアスシーン」として冒頭で展開され、軽くウォーミングアップ、というところ。任務とあらば、たとえ花形(溝端淳平)と二人だけでも、果敢にピーボ君の被り物を身につけ、小芝居をうってみせる片桐(玉山鉄二)ってば…成長したなぁ、と感心しきり。

第10話は謎の男に反町隆史を配し、「黒い月」と呼ばれるテロ組織が登場。そして絵里子の恋人、池上浩(丸山智己)の弟・池上健吾(石垣佑磨)にかかる疑惑、さらに警察内部の裏金問題の浮上…クライマックスへ向けての序章部分として描かれた。そして“野立(竹之内豊)”!昨今の「もっとも主人公に近く、もっとも油断を誘うキャラには要注意!」という法則を忘れていた。その真相も大いに気になる。また最終回には初回ゲストの武田鉄矢も再登場するようだ。狭い人間関係の中で、実は重大な出来事が絡みあっていた…というドラマならではのご都合主義には目を瞑るとして、スタート当初よりコンスタントに保ってきたレベルを維持した、さらに見ごたえのあるラストが期待できそうだ。(むさし)

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2009年06月17日

「BOSS」第9話(む)

どう見ても肉食派の岩井(ケンドーコバヤシ)がサラダをつつく。ベジタリアンらしい。食べても太らないという木元(戸田恵梨香)はカツドンとラーメンを並べる。グリーンピースをきっちり避ける花形(溝口淳平)は偏食BOY。食事がストレス解消!と言い切る山室〈温水洋一〉は、こんな時に限って薄毛を気にすることもなく脂ぎったステーキと牛丼を掻き込む。そして片桐(玉山鉄二)はパフェときた。疲れている時は甘いものがいいらしい。他でも鑑識の奈良橋(吉瀬美智子)の部屋で自ら差し入れたシュークリームを食べていたりするあたり、相当な甘党とみた。
「何か、違う」と大澤絵里子(天海祐希)。「人は見かけによらないのねぇ。」と呆れるコミカルな冒頭シーンは、いささかこじつけのようでもあるが、今回のテーマ「多重人格」を示唆したものだ。
…口ひげにパフェのクリームをつけた片桐、何だか異常に可愛かったなぁ。(独り言)

いきなりのネタバレで恐縮だが、この「多重人格」というトリックを知った上でもう1度見直してみると、なるほど「犯人世界」と大澤絵里子たちから見た「一般世界」との描きわけがされている。実際には存在しない人物を「犯人世界」では、キャラクターを実像化することで、視聴者をも騙す。ラストで絵里子達にナイフを突きつけた“弟”に「ナイフを下ろせ」と説得する西名(生瀬勝久)が、逆に「ナイフを下ろすのはアナタよ。」と、云われる。次の瞬間、手にナイフを握った西名の姿が映り、そういうことか、と腑に落ちる。ドラマならではの手法だが、効果的だと思った。

ドラマの中の特別捜査班は、それぞれのキャストを中心にしたエピソードを経て、一人一人が役柄上も生き生きとしてきた。BOSS・天海を中心にさらにいいチームワークになってきた。(むさし)

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2009年06月09日

「BOSS」第8話(む)

暴力団幹部の射殺事件をきっかけに、銃を発砲しない(できない)片桐(玉山鉄二)についての、トラウマとなるべく過去が明かされた。
かつて、容疑者ではない男を誤って撃ち、死亡させてしまったこと、その事に対して発砲許可を出していた上層部が事実を隠蔽した上に、片桐の独断によるものとし庇わなかったこと…で、人間不信に陥った、という経緯だ。片桐という男、予想以上にナイーブだったようで…その割に、あっさり克服したようにも思えたが、まぁ…1話完結系ドラマとしては致し方ないか。

ところで、今回のゲストは小西真奈美。最近の顕著な傾向として、(このドラマに限らず)ゲスト=犯人という単純公式があるが、そのせいで彼女が「犯人」である事は、すぐ分かってしまった。冒頭から犯人がわかっていて、当人を心理的に追い詰めていくパターンを踏む場合ならともかく、「Who done it?」でストーリーを引っ張っていく場合は…そのあたり、もう少し巧妙に視聴者を騙してびっくりさせて欲しいなぁ、と思うこの頃。

しっかし「野立会」という名の異業種交流会、いいね(笑)
ヤマムー同席でもいいから、一回参加してみたいもんだ。(むさし)

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2009年06月01日

「BOSS」第6〜7話(む)

6話では、教師を殺してしまった頭脳明晰な女子高校生役を志田未来が演じたが、この志田がなんと言っても圧巻で、久しぶりに固唾を呑みながら展開を見守ってしまった。大人を舐めきったクールな言動で天海に真っ向から挑むその迫力は主役を喰う勢いすらあったようにも思え、その生意気さに、見ているこちらは危うく本気で腹を立てそうになった。
志田未来は「女王の教室」あたりから子役としても注目され始め、中学生の出産を描いた「14歳の母」では、そのセンセーショナルな題材にも体当たりで挑み、さらに山田優と姉妹役を演じた「正義の味方」で、コメディセンスの良さも発揮してみせるなど、ベテランの役者の中にいても埋もれない堂々たる存在感は日に日にパワーアップしていくようで、末恐ろしい女優だと思っている。天晴れ!
続く7話は、築きあげてきた地位を守るために殺人を犯したジャーナリストという役どころで富田靖子が登場。いち早く、彼女を犯人と睨んでの天海の追い詰めっぷりは見ごたえがあったのだが…いかんせん、前話の志田の印象が強すぎたようで、同じ「女優対決」としては、こちらは少々印象の薄いストーリーになってしまったかな、と。(むさし)

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2009年05月30日

「BOSS」第4〜6話

相変わらずエンターテイメント性のレベルを保っている。
これでもかというほど格好良く、時にユーモラスに展開していくので全く飽きない。

ただ、見ていて思うのが、”犯罪をショーアップしていいのか?”ということ。
例えば、山田孝之がゲストの回では、山田演じる犯人のシーンで格好良い音楽を流し、その犯人をクールに見せるような演出がされていた。
今の時代、何が人に影響を与えるかわからない。
あくまでも慎重な作品作りをして欲しい。
(緋炎)
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2009年05月09日

「BOSS」第1〜3話(仲)

お気に入りの主演俳優で、そのドラマを観るということは誰しもあることだろう。
私の場合も何人もいるが、天海祐希もその一人。きっちりとした演技のなかにコミカルな要素をうまく織り交ぜる芸達者振りにいつも感心してしまう。

今回の「BOSS」も期待を裏切ることが全くない。
天海の他に、竹野内豊、戸田恵梨香、溝端淳平、吉瀬美智子、ケンドーコバヤシ、温水洋一、玉山鉄二とバラエティあふれるキャストが加わり、一見無秩序なドラマになりそうだが、天海を軸にしてうまく回っている。

ストーリーもなかなか視聴者を翻弄する凝ったもので、秀逸。脚本は新進気鋭の林宏司が担当している。過去の作品は、「救命病棟24時 第2シリーズ」「ビッグマネー!」「熱烈的中華飯店」「離婚弁護士」「医龍」「ハゲタカ」「コード・ブルー」「感染爆発〜パンデミック・フルー」など多岐にわたる脚本を書いている。どれも骨太で安心して観られる秀作ばかり。

一話完結なので、未見の方も問題なく観ることができる。
これも今クールオススメのドラマだ。

(仲村英一郎)

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2009年05月06日

「BOSS」第1〜3話(緋)

エンターテイメントとして楽しむドラマとしては申し分なし!

初回の演出から、視聴者を惹きつける工夫があって好感触。
カメラワークは見ていると少々疲れる部分もあるが…。
かっこよく、個性のはっきりとした登場人物たちにドキドキするような事件と、これぞ”ドラマ”というようなエンターテイメント性溢れる作品だ。
良い意味で単純で、とても気軽に見やすい。

これからは、メッセージ性なり登場人物の”謎”の部分なり、プラスアルファのところでどれだけ充実したものにできるか、その内容に期待したい。
(緋炎)
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2009年05月01日

「BOSS」第3話

見事に騙された!読者モデル連続暴行事件の被害者の一人が「酒井若菜」であること、犯人と思われる男を路上で取り押さえたのが、まだ実放送時間で10時35分頃であったこと…を踏まえても、確かにもう一段階、何らかの展開があるなぁ、と薄ぼんやりとは思っていたのに、それでもすっかり騙された。
真犯人が誰であるかという事自体は、結果的に見ていくと、決して複雑な構図ではないのだが、その見せ方の功名さに脱帽する。ラスト10分の天海祐希の追い詰め様は痛快そのものだった。今回も満足。1時間のドラマ枠をバランスよく使い切る見本のようなドラマだ。(むさし)

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2009年04月30日

「BOSS」第2話

片や自分が殺人者のように振舞う「嘘」を楽しむ者(浅利陽介)、またその嘘を「実現」してしまった者(野村宏信)…インターネットというメディアを通して、見えない群集心理が作り上げてしまった殺人事件を題材にした第2話。エンタメ系刑事ドラマにありがちな、少々リアル感に欠ける描写(黒マントの殺人者とか、現場に血で描くクロスとか…、そもそもこういう組織で“ボス”って本当に呼ばれるのかなぁ、とか/笑)も、二重三重に展開するシナリオの妙と、スピードで野暮ったく見せないところが上手いなぁ、と思う。
とにかく主人公、大澤絵里子を演じる天海祐希がハマリ役だ。部下を呼び捨てにし、テキパキと指示や指導する貫禄はまさに“BOSS”で、まぁ、おそらくは天海を想定したキャラ設定なのだろうけど、その格好よさが痛快。その一方で、自分が刑事であることを隠し商社勤めのフリをしながら付き合っている恋人・浩(丸山智己)に見せる笑顔は穏やかで女性らしい。そのギャップに違和感を持たせないのが天海祐希の魅力なのだろうか。改めてファンになってしまいそうだ。(むさし)

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2009年04月19日

「BOSS」第1話

天海祐希、竹之内豊、玉山鉄二、戸田恵梨香…とまだまだ続くメインキャストが豪華。個性が立ち過ぎて収拾がつかなくならないだろうか、と思わないでもなかったが、まったく不要な心配だった。
何処の部署からも「いらない」と言われた警視庁のかませ犬部隊・特別犯罪対策室の“精鋭”達が実に魅力的だ。水玉シャツにストライプのタイ、ピンクのセーターという無茶なコーディネートも「やるき!元気!花形!」のキャッチフレーズと愛嬌で誤魔化しきってしまいそうな花形一平(溝端淳平)をはじめ、超低血圧娘の木元真美はどこか地味と評されがちな戸田にうってつけ(?)の役柄だし、クールで翳のある片桐(玉山鉄二)、全身おっとりムードの山村(温水洋一)、肉体派で何故か男の尻を触りたがる岩井(ケンドーコバヤシ)などなど、このばらばらな面子と天海・竹之内のコンビでやりとりされる会話も無駄な隙がなくて小気味いい。
猟奇殺人事件を解決するというエピソードを主軸に、人物や舞台の説明をバランスよく組み込んだ初回はテンポ、キャスト、ストーリー共に二重丸。特に犯人役・武田鉄矢と天海の取り調べ室でのシーンは見ごたえがあり、同時に主人公・大澤絵里子(天海)の存在感をがっちりとアピールしたのでは、と思う。これは毎週が楽しみになりそうなドラマだとワクワクして見終わった。
「BOSS」という文字を手錠で表したタイトルバック、あれはナイスアイデア!(“S”はちょっと無理があるけど…/笑)(むさし)

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