2009年07月11日

「つばさ」苦戦?

6月30日の読売新聞の夕刊にNHK連続テレビ小説「つばさ」が苦戦しているという記事が掲載されていた。数字の話なら「つばさ」に限ったことでもないのになぁ、と読み進めると、どうやら「ドタバタ劇」風の作りに批判が相次いでいるという。
「朝からドタバタ騒ぎはやめてほしい」「小江戸と呼ばれるほどしっとりとした川越にはふさわしくない」などがその代表的な意見とか。傾向としては50代〜70代の、しかも数十年朝ドラを見続けているオールドファンからの反発が多いらしい。
確かに市民から徴収した受信料によって番組が作られているという仕組みゆえに、視聴者の声は「ただの感想」ではなく「番組への要求」ともなり得る。乱暴に言えば「お金を払ってるんだから、好みの番組をちゃんとつくってよ!」と言われているようなもの。難しいスタンスだな、と少々同情気味に思った。

さて個人的には、時代と共に世代の感性、質などが大きく変化する中、より広く求められるものを模索して、それこそ局のイメージを打破する勢いで色々なことに挑戦しているNHKの意気込みは非常に好意的に受け止めている。「つばさ」に関しても、多い批判とは反対に非常に楽しんでいる一人だ。
ドタバタは表現手法の一つであって全てではないと私は感じている。家族模様や人情、そして漫画のような生き様を見せる登場人物にも、実はきちんとした設定や役割、思いが込められていることは、見続けていくと、きちんと伝わってくる作品だ。

ドラマのCPは、ドタバタの象徴的シーンであるサンバダンサーの乱入などへの批判について
「登場人物の心の叫びやあがきを視覚的に表現した場面と思ってもらえば。これまでの連続テレビ小説の手法からは逸脱しているかもしれないが、見続けていればきっと良さがわかってもらえるはず。」とコメント。また「親子の確執や夫婦の冷えた関係など、家族をめぐる問題はきれい事では済まされない。きちんと人間を描こうとする姿勢は間違っていないと思う。」とも答えていた。
変化・改革に「批判」はつきもの。打ち出したコンセプトや信念を曲げることなく後半戦も頑張ってもらいたい。頑張れ!「つばさ」(むさし)

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2009年05月24日

「つばさ」第8週

5月23日までに、「ラジオぽてと」の認知度を30%までに引き上げると宣言し、社員たちを右往左往させる真瀬(宅間孝行)。5月23日は、真瀬の妻の命日であると同時に娘・優花(畠山彩奈)の5回目の誕生日であったのだ。
コミュニティFMを立ち上げたのは、ラジオパーソナリティになりたがっていた妻の夢を壊したことへの贖罪であったこと、妻の実家に優花を引き取らせたままの優花との絆を取り戻したいという気持の表れであったこと、からだった。それをしったつばさ(多部未華子)らは真瀬のためにあれこれ奮闘し、なんとか真瀬を優花に会いに連れて行くことに成功する。
真瀬と対面した優花は「おとうさん・・・」とつぶやく。優花を抱きしめる真瀬。しかし、真瀬の肩越しに優花が漏らした言葉は「おとうさんなんていらなーもーん」という衝撃の一言だった。

真瀬の葛藤を理解し、なんとか優花に会いにいかせようとするつばさたちのドタバタぶりには、面白さだけでなく人の優しさ・温かみを感じさせた。
真瀬と優花の対面は涙の感動シーンになるとばかり思っていたが、「おとうさんなんていらないもーん」という意表を思い切り突かれた言葉だった。これには驚いた。対面に流していた涙がすーっとひき、心をえぐられるようだった。
と、同時によくできた脚本だと感心した。
そりゃ、長い間ほっぽらかしにされたらドラマみたいに予定調和でおわるわけがないわな(ドラマだけど)。
来週は真瀬と優花の心の溝を埋めるために、つばさが奮闘しそう。

本当にひさしぶりに見応えのある朝ドラだ。

(仲村英一郎)

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2009年05月08日

「つばさ」第4〜5週

第4〜5週は、つばさ(多部未華子)のコイバナが軸。
再会した翔太(小柳友)とのロマンスだ。放送開始して、もうヒロインのキスシーン?!と少々驚いてしまった。NHKの改革努力は朝ドラまで及んでいるのか。
とはいえ、性急ではない展開の上での甘酸っぱいキスシーンだった。おじさん視聴者としてはちょっと赤面(笑)。

このままロマンスは順調に進むのかと思いきや、翔太が宮崎のJリーグチームに合格。二人は遠距離恋愛?それともつばさが宮崎へ?なんていう期待はあっさり裏切られ、二人は互いを思いやった上で、別れる道を選択する(まぁそのうちもとさやになるだろうが)。

つばさのロマンスのお相手、翔太役の小柳友が少し演技的に物足りないのだが、爽やか青年としては好感がもてる。今後に期待したいところ。
それと、結構気に入っているのが、つばさの弟・知秋を演じる冨浦智嗣。彼は「花より男子」にも出演していたが、当時のハイトーンボイスはそのまま。が、よくよく観ると実はイケメンだったりする(!)。演技も上手く、母やつばさや父に振り回される弟役をコミカルに演じている。玉木家にはもはや必要不可欠な存在だ。

来週も楽しみでしかたない。

(仲村英一郎)


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2009年04月21日

「つばさ」第2〜3週(仲)

久々に文句のつけどころのない朝ドラだ。

役者陣も演出も脚本も美術もすべてすばらしい。

なかでもヒロインつばさを演じる多部未華子、破天荒な母・加奈子を演じる高畑淳子、この二人がいい。
週末にまとめ見をしているのだが、あっという間に6話が終わってしまう。

ハタチのオカンとして健気に甘玉堂の主婦をやってきたつばさの元へ(玉木家へ)加奈子が突然帰ってくる。
それに端を発して、大騒動がおこる、というものだが、単なるドタバタでなく、玉木家の人々の思いひとつひとつが丁寧に描かれている。

つばさの弟・知秋(冨浦智嗣)と加奈子が和解をするシーンは涙なくしては見れなかった。朝ドラに涙はつきものだが、すぐにそんな湿った空気を吹き飛ばす場面転換もうまい。なかなかよくできた脚本だと思う。

ラジオの精(?)としてイッセー尾形を登場させるのもうまい。つばさの心情をうまく引き出す、いいアイデアだ。

それにしても、ベテラン高畑淳子と堂々と渡り合って演技をする多部未華子は凄い。
きっとこれからの日本ドラマ・映画界を支えていく存在になるに違いない。

(仲村英一郎)
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2009年04月15日

「つばさ」第1〜2週(む)

つばさ、好発進ではないだろうか。久しぶりに笑いどころの多い、それでいてストーリーは着実に展開する安定感の良いドラマ、という感じがする。まだ始まって2週間だがすっかり玉木家のファンになってしまった。
とにかくキャラクターが魅力的。家族を放り出して、10年間も放浪三昧だった母親・加乃子(高畑淳子)の無茶苦茶ぶりは圧巻だし、その彼女を心から慕っているお人好しな父親・竹雄(中村梅雀)や、厳格な祖母・千代(吉行和子)、おっとりとした弟の知秋〈冨浦智嗣〉など、登場人物の個性が明快に描かれていて、かつバランスよくまとまっている。主人公の玉木つばさ(多部未華子)は、NHKの朝ドラのヒロイン然としていて、国民のみなさんに可愛がってもらえそうな、明るく真面目な熱血少女。演じる多部の背伸びのない等身大の芝居が朝ドラによく似合っている。やることも、言うことも、基本的には“いい子ちゃん”な彼女の言動は、ともすればドラマの中で空回りする危険性もあるが、その熱血暴走ぶりも、周囲の役者達による絶妙なツッコミや、彼女の熱さ以上の奇抜な演出で、実に上手くコントロールされていて、嫌味なく映っている。
長らく放浪していた母親が突然帰ってきて、傾きかけていた老舗の和菓子屋を何とか再建しようと奮闘するも、中古の機械を斡旋すると持ちかけられた話が実は詐欺で、無駄な借金を重ねてしまった玉木家は、とうとう店を手放す羽目になってしまったところまでが先週の展開。第3週はその借金の利息返済の為に、つばさがある仕事を始めるのだが、登場人物が新たに増えて、いよいよ本筋に突入、というところだ。今回は半年間、わくわくしながら楽しめそうな予感がしている。(むさし)

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2009年04月07日

「つばさ」第1週

久々の大ヒット朝ドラになりそうな予感!

ヒロイン役の多部未華子は演技もしっかり安定していて不安要素はない。それに加えて中村梅雀、高畑淳子、吉行和子と脇もきっちり押さえてあって、俳優陣は盤石。
脚本は「相棒」「科捜研の女」というミステリーものくらいしか観たことのなかった戸田山雅司だが、これがどうしてなかなか巧みなホームドラマを作り上げている。

つばさ(多部未華子)が川越祭りから帰ってきて、汚れ物だらけのキッチンで洗い物をしながら、自分の夢はどこへいってしまったのだろうと初めて気づいて、涙をこぼすシーンはこちらもほろりときてしまった(その後のホーローの母が湿っぽさを吹き飛ばすところも絶妙だったが)。

いずれにしてもブレのない、楽しめるドラマになること間違いなし!
半年間、視聴して記事書きます!

(仲村英一郎)

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2009年03月31日

NHK朝ドラ「つばさ」第1〜2回〜初回視聴率は?

昨日からようやく始まった「つばさ」。まだまだ人物紹介の週ではあるが、なかなか面白そうだ。
経験豊富な多部未華子が主役ということもあり、ヒロインの演技には安定感がある。脇を固める俳優たちも中村梅雀、吉行和子などベテラン揃い。
脚本は、「相棒」、「科捜研の女」「ズッコケ三人組」シリーズなどを手がけた戸田山雅司。
このように環境は申し分ない。まだ2回しか視聴していないが、高畑淳子演じるつばさ(多部未華子)の母がキーポイントになりそうだ。

さて、気になる視聴率は下記の通り。

「つばさ」初回視聴率は関東17.7% 関西ではワースト2位と並ぶ
2009.3.31 11:26
「つばさ」のヒロイン、多部未華子さん「つばさ」のヒロイン、多部未華子さん

 30日から始まったNHK朝の連続テレビ小説「つばさ」は、初回の平均視聴率が関東地区で17.7%、関西地区で14.6%だったことが31日、ビデオリサーチの調べでわかった。NHKによると、関西では平成18年度上半期「純情きらり」のワースト2位と並んだ。

 「つばさ」は埼玉県川越市を舞台に、和菓子屋の娘・つばさが、家出した母親の帰宅を機にコミュニティー放送局に勤務、仕事を通じ、伝統を守ることや努力の大切さを学ぶ成長物語。

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/090331/tnr0903311127007-n1.htm

朝ドラの視聴率がいつもワーストだの史上最低記録など、書かれることは珍しくない昨今。気にしないで楽しみましょう。
posted by 仲村英一郎 at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | つばさ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする