2008年12月22日

「プリズナー」最終回(第5話)

親友の譲原(中村俊介)を殺した罪を暴き金を取り戻すという目的を果たすために、もはやこの国では正攻法が通用しない事を悟る圭吾(玉山鉄二)は、署長のビッグ・ボスやアリ(池田成志)らに金をちらつかせ刑務所から出るための取引をする手段に出た。

偽造の借用書を作らせてジョイ・サーガを追い詰めたり、警察署長を偽札所持で嵌めたりと、最終回にあたって悪い事をしてきた側の人間にそれぞれ制裁が下される展開にはなったが、圭吾がポン〈大森南朋〉に向かって「生き抜くためにはキレイ事だけじゃ済まされない世界もあるってことをお前達が教えてくれた。」と言ったように、結局「目には目を」的な解決方法を取らざるを得ない状況だったわけだ。手放しなハッピーエンドではないところに、ドラマという形を借りたものの、こういう現状が実際にあることを認識して欲しいという原作者のメッセージを強く感じた。

主演の玉山鉄二は徐々にタフにならざるを得ない中にも完全にワルになれない好青年ぶりを上手く演じたし、実はICPOの刑事だった、という和田役・石黒賢の胡散臭さぶりもなかなか魅力的だった。ただ全5話というのは、なんとも中途半端なボリュームで、主人公の境遇に完全に共感する前に物語が駆け足で終了してしまった感じがする。それこそ米国の某脱獄ドラマのようにただ長くシリーズを重ねればいいというものではないけれど(苦笑)…ラストで得る開放感や安堵感を視聴者も実感する為には、もう少し中盤を膨らませてもよかったのではとも思う。(むさし)
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2008年12月08日

「プリズナー」第4話

ポン(大森南朋)の策略で、圭吾(玉山鉄二)が日本の知人から借りた50,000ドルは騙し取られてしまった。これまでポンが優しくしてくれた事の全ては、自分から大金を奪うための伏線であったことを知り、圭吾は絶望のどん底に突き落とされる。事態を知りポンを探し出すことに奔走する亜希(鶴田真由)。大使館の宇部(小日向文世)は相変わらず消極的だったが、日本から届いた彼を慕う学生たちからの手紙を読み心が揺れ始めていた。そして彼なりの行動に出るのだが…。

ポンの妹・リン(宝生舞)により、彼の生い立ちが明かされた。ポンの父親は仕事でセライビアに来ていた日本人だったが数年間の現地での仕事を終えると母親と子供達を捨てて日本へ帰ってしまったという。母親はその後苦労を重ねて死んでしまい、そんな経緯から日本人を憎んでいるという設定。話の流れからすると自然な設定だが、正直、ありふれてる感じは否めない。…というか、全体的に初回に感じたような緊迫感やスピード感が薄れてきて、ドラマとしての吸引力が落ちてきた気がする。次週が早くも最終回なのは、不幸中の幸いとなるか?少なくともこれ以上の間延びは避けられそうだが、本当に予告どおり「衝撃的な結末」なのだろうか…不安半分、期待半分。(むさし)

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2008年12月01日

「プリズナー」第3話

囚人達の協力を得て間一髪、脱獄に成功した圭吾だったが、ポン(大森南朋)が自分の事を警察に売ったことなど知る由もなく、彼に手渡されたメモの連絡先に向かっていた。一方ビッグボスは、圭吾の脱獄に怒りと焦りを露にするが、ポンの裏切りによって再び圭吾を捕えるチャンスを得ると同時に、亜希(鶴田真由)の居る孤児院にも警官達を仕向け、そこを監視下に置いた。やがて、ムタという男との待ち合わせ場所に現れる圭吾。周囲を警戒しつつムタから携帯と金、パスポートを受け取るが、次の瞬間、周囲で見張っていた私服警官が一斉に圭吾に近づく。その場は辛うじて逃げおおせたものの、警察だけでなく王(松重豊)にもスナイパーを差し向けられ、結局、途中で合流した亜希を巻き込まないために、圭吾は再び白旗を上げ監獄へ戻っていった。

その後、圭吾は保釈金を払えば刑務所から出してやると取引を持ち出され、日本の知人から55,000ドルを借りるものの、その金の殆どを、またポンに騙し取られてしまった。実直で不器用な男、という設定はいいのだが、あまりの人の良さは見ているこちらが少々イライラするほど。ここまで酷い目に遭いながら、まだその甘さ…大丈夫か?と(苦笑)。さすがに次週の予告編では「誰を信じればいいんだ!」と吼えていたけれど…。一方でその圭吾を騙すポン役の大森南朋はどこまでが本心で、どこからが嘘なのか見極められないような際どい芝居で視聴者をも翻弄する。上手い。(むさし)

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2008年11月24日

「プリズナー」第2話

東南アジアの小国・セライビアのリゾート開発に絡む陰謀に巻き込まれ、投獄された圭吾(玉山鉄二)。彼を救うべく必死に駆け回っていた譲原(中村俊介)は殺害され、頼みの日本大使館はこの一件に関わろうともしない。もともとの事なかれな姿勢に加え、まもなく帰国することになっている大使館職員の宇部(小日向文世)は、ここで面倒なことが起こって帰国が延期にでもなったら困るからだ。結局、最後の望みとなったのはジャーナリストの亜希(鶴田真由)だったが、全てが金次第のこの国において正義や正論が通じる筈もなく、警察署長・ビッグボスへの猛抗議も無駄に終わる。その上、亜希としばらく行動を共にしていた現地ガイドのあおい(佐田真由美)までもが何者かに襲われ殺害される悲劇が起こってしまった。あおいを巻き込んでしまったことを悔やみ、そしてどうしてもこれら一連の出来事に納得の行かない亜希は自らの手で譲原を騙し殺害したジョイを探し出し、圭吾の潔白を証明する決心をするが…。
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2008年11月17日

「プリズナー」第1話

WOWOWオリジナルの連ドラ第2弾「プリズナー」、全5話の1話目は2時間SPでスタート。

【公式サイト】


とある理由で数年勤めた高校を辞め、東南アジアの小国セライビアにやってきた圭吾(玉山鉄二)は、知り合いの譲原(中村俊介)を訊ね、彼がこの地で設立した孤児院をしばらく手伝いながら過ごしていた。
ある日、孤児院の運営資金を元手にパイナップル農園の共同経営話を持ちかけられた譲原は、子供達のこれからの生活がより豊かになるならと全財産を出資したが、まもなくそれが詐欺行為であったことが発覚する。圭吾は譲原を騙したジョイという男から金を奪い返すべく立ち向かうが、逆に取り押さえられ、その上、何故か圭吾がジョイを誘拐拉致しようとしていたという、まったく身に覚えのない容疑までかけられてしまうのだった。この国の警察をはじめたとした公的機関は全て「金」で動く腐敗した組織だったのだ。ささいな街中のトラブルも、より多い賄賂を警官に手渡した方が放免される有様。司法も同じだった。「刑を軽くしてやるから、言う通りの証言をしろ」という嘘を強要され、それを拒否した圭吾に懲役10年という重い刑が課せられた。続きを読む
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