2008年12月09日

「ギラギラ」最終話(第8話)

前話で大成(石橋凌)に全面対決を宣言した公平(佐々木蔵之介)だったが、そんな危急な事態を迎えている最中にも、彼の信念にブレはなかった。大成とカズマ(和田正人)が実は父子だったことを知り、二人の和解に乗り出すのだ。どこまで人がいいのか、とやきもきさせられたが、結局はそのおせっかいが「リンク」を窮地から救うこととなる。

ついに早い最終話を迎えてしまった「ギラギラ」だが、第1話から最終話まで飽きることなく楽しんで観ることができた。ストーリーにも演出にももちろん演技にもまったくブレがない安定感で突っ走った。視聴者に媚びたり、または煽ったりという今時流行の小賢しさを微塵も見せず、温かいヒューマンドラマとなったことに非常に好感を覚えた。ドラマそのものに公平の優しさが包み込まれていた。
ラスト2話がやや性急な運びだったので、あと2話は増やして欲しかったところだが、それでも見事に最終話で完結させたことは素晴らしい。上質のドラマであったと言えよう。

連ドラ初主演を張った佐々木蔵之介も見事だった。この「ギラギラ」で、彼は主演を充分に務められる役者であることが証明された。今後、主役ドラマのオファーが彼の元に多数寄せられることだろう。

来年の3月にはDVDの発売も決定したとか。見逃した、という方は、ちょっと先になるが来春をお楽しみに。公平スマイルに癒されること請け合いだ。
(仲村英一郎)
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2008年11月30日

「ギラギラ」第7話

「どちらかがツブれるまで、とことんやろうじゃないか!」
「ほう、ようやく本気になったな、公平」
殺気立つ空気が公平と大成の間に流れ、獣のように睨み合う二人。
沈黙を破ったのは公平だった。薄ら笑いを浮かべ、大成に吐き捨てる。
「今のオレはギラギラしてるぞ」

シビれるラストシーンだった。公平(佐々木蔵之介)と大成(石橋凌)の、男と男の意地とプライドがぶつかりあう様は凄まじかった。今まで公平が見せたことのない形相が大成に向けられた。このシーンをもって、ストーリーは最終話へ突入する。

愛する家族を守るために古巣の「リンク」で働き始めた公平だったが、彼自身気づかぬうちに「リンク」の同僚たちを守りたいという気持が、心をおおきく占めるようになっていた。そのため、義兄が斡旋してくれた会社の面接を反古にしてしまった。それがいかにも公平らしくて良い。バカが付くほど愛にあふれ、情に厚い男だ。
家族と引き離され、大成には最大のピンチを与えられ、公平にとって今が瀬戸際。この窮地をどうやって乗り越えるのかが、最終話のお楽しみだ。

それにしても、残りあと一話、つまり全8話とは少なすぎる。どう考えてもあと2話は欲しいところ。忙しい最終話になりそうで少し心配だ。
ギラギラした公平の活躍が楽しみである。
(仲村英一郎)
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2008年11月26日

「ギラギラ」第6話

今回は一気にややこしい問題が解決してすっきりした。ややこしい問題とは秀吉(佐藤智仁)との和解、秀吉と優奈(芦名星)の初めて通じ合った気持ち、公平(佐々木蔵之介)の家族への告白(結局はできなかったが)、などが丸く収まった。

原作未読なので、このすっきり感が原作の力によるものなのか、脚本のクオリティの高さなのか、わからないが、それにしても大胆にすっぱりと捌ききるストーリーの展開、オチの付け方は見事だ。

よくよく考えると強引なところもあるが、それを感じさせないだけの手腕がこの制作チームにはある。
丸く収まった時点で、また難問が提示され、次回への興味をつなぐ方法もまったく嫌味ではない。

今回は、ついに義兄にホストに復帰した事を知られ「リンク」に乗り込まれてしまい、公平は窮地に。来週もわくわく感で楽しみだ。
(仲村英一郎)
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2008年11月19日

「ギラギラ」第1〜5話(仲)

今クール「流星の絆」に続いてオススメのこのドラマ。
一人でも多くの方に観ていただきたいので、ここまでの大まかなあらすじをご紹介。

妻・桃子(原沙知絵)、娘・織江(子役:山田萌々香)とささやかながらも幸せな生活をしていた七瀬公平(佐々木蔵之介)は、ある日理不尽な理由で突然会社をリストラされてしまう。家族には内緒で仕事探しに奔走する公平だったが、36歳で学歴も資格もない彼に新しい就職先はまったく見つからない。そんなある日、偶然六本木を訪れた公平は封印した過去を思い出す。

公平はかつて「六本木の王」と呼ばれた伝説のホストだったのだ。桃子と出会ったことでホストを引退した公平だったが、自分の可能性をつかめるのはホストの世界しかない、と確信した彼は、家族には黙って1年間だけ夜の世界に戻ることを決意する。そしてかつて在籍していたホストクラブ「リンク」の扉を開けた。

しかし、彼を待ち受けていたのは、厳しい現実だった。ナンバーワンを始めとして、同僚はもちろん公平より年下の若者だらけ。彼らからは「おっさん」と呼ばれ下っ端扱いを受ける。しかし、公平は家族を守りたい一心で苦難に立ち向かい、その誠実さもあってやがて同僚ホストたちから信頼を得るようになる。ようやく店が公平を中心にまとまり始めたころ、新たな問題が起きる。かつての先輩ホストであり、今では「銀座の将軍」との異名をとるホストクラブ経営者・葛城大成(石橋凌)が「リンク」乗っ取りに名乗りをあげたのだ。

同じ頃、桃子は「リンク」のそばで少し派手なスーツ姿の公平と出くわす。夫がかつてホストだったことすら知らない桃子は、夫の知らない一面を見たことに衝撃と不審を感じざるを得なかった。また公平を慕っていた後輩ホストに、公平が家族に内緒で仕事をしていることを知られてしまい、嘘つき呼ばわりされ罵倒される公平。

仕事でも家庭でも。窮地に立たされてしまった公平が、ドラマ後半どのように難問を解決していくのか、期待大である。

脚本、演出、演技どれも、不安要素はまったくない。
安心して、ハラハラしながら楽しめるヒューマンドラマだ。
連ドラ初主演の佐々木蔵之介を始めとして、キャストも絶妙。

興味と時間があれば、是非視聴していただきたい一作といえる。
(仲村英一郎)

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2008年11月08日

「ギラギラ」第3〜4話

第4話まで「ギラギラ」を視聴して感じたことをいくつか。

「ギラギラ」は、「ごくせん」に通じるところがある。
手のつけられない若い男子(ホスト)たちに、主人公が体当たりでぶつかっていくことによって、彼らの心をじわじわと開き、自らのあるべき姿に気づかせる。アプローチは違うものの、その点が非常に似ている。若者たちがひとつにまとまっていく過程を観ると、心が洗われるような爽快感が湧いてくる。素直に楽しい。

「ギラギラ」は、商売敵である葛城大成(石橋凌)と主人公七瀬公平(佐々木蔵之介)との戦いと、公平一家の家族愛を、二本の太い軸としたうえで、毎回完結の体裁をとっているのだが、ストーリー構成が非常に巧みだ。一話の中に何本ものエピソードを盛り込みつつそれらをほとんど次回に持ち越すことなく見事な着地を決めている。観る側は、これ時間内に解決するの?、とハラハラさせられるのだがエンディングロールが流れる頃にはすべて丸く収まり、スッキリする。これが「ギラギラ」の特筆すべき点と言える。ここまでキレイにオチをつけてくれるドラマは珍しい。

主演の佐々木蔵之介が想像以上に良い。家族や仲間を愛し守る者の顔、ホストとして男として戦うときの顔、その硬軟の演じ方がキッパリとしていて、さりとて違和感を感じさせることもなく、演じている。公平役に彼はベストキャスティングだ。今や公平役に彼以外は考えられない。

と、まぁ、持ち上げっぱなしのレビューとなってしまったが、本当なんだから仕方がない。リアルタイムで視聴したくなるドラマだ。
(仲村英一郎)
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2008年10月25日

「ギラギラ」第1〜2話

いつの頃からか、ホストクラブ、キャバクラで働く人々に強い興味をもつようになった。ドラマで一番最初に観たのが「お水の花道」だったか。それから「新・お水の花道」「女帝」「夜王」「黒革の手帳」などなど。たまに特集されるドキュメンタリーものもついつい観てしまう。

金、権力、野望、など人間のギラギラした欲望が、生々しく描かれているところに魅力を感じてしまうのかもしれない。そこで働く人々は純粋に一攫千金だけを目指し戦い、ある者は勝利し、ある者は挫折する。実力だけが物を言う世界。

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