「私が間違っていました。認めます。私はなんの価値もない人間です。」と、ひざまずき、項垂れるセイラ(志田未来)に、武田真里亜(小島藤子)が高笑いしてトマトを投げつける。「皆さんも、どうぞ!」と真里亜から強要されたクラスメイト達も戸惑いながらも逆らえずに次々にトマトをセイラにぶつける。いやいやいや…今時、こんな古典的な「いじめ」も無いだろうと思いつつ、しかしながらこれがビジュアル的には結構なインパクト!そんな事を思いつく真里亜、ある意味凄すぎて怖い。
要するに転入してきたセイラが超セレブな扱いを受けていたのは、彼女の父親の財力が故であったと知った真里亜のセイラに対する筋違いな腹いせである。その財力という後ろ盾を失ったセイラには何の価値もない、と言う事を認めさせる為に取った手段が、まさみ(岡本杏里)やカイト(林遣都)といった辛い状況の中でもセイラの心を支えていた友人達を姑息な手段で引き剥がし孤立させると言う事。芯は強くても気持ちが素直な分、セイラはその作戦にまんまと嵌りショックを受けてしまった訳だ。わからんではないけどね…でも、先週は学院長(樋口可南子)の前で、あんなに誇り高く振舞っていた所を誉めたばっかりなんだから、もうちょっと粘って欲しかったなぁ(苦笑)
今週も最後の最後で、セイラを庇ったカイトはちょっと美味しい役まわりだった。でもそこで庇うなら最初から真里亜なんかの作戦に惑わされなきゃいいのにさ、とは個人的ツッコミ。
美味しいと言えば、忽那汐里演じる水島しをり。ポッキーのCMの時とは全くイメージの違う超クールな性格で、真里亜のやることなすことに心底呆れた様子で「…そこまでやるかね。」と低く呟く彼女は格好よさすら感じるほど。だからと言ってセイラの味方というスタンスでもないあたりもまたなんとも興味深く今後の動向がきになるところ。(むさし)
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