2008年12月31日

TVウォッチャーズ的おすすめドラマ「ハゲタカ」(む)

「ハゲタカ」は2007年の2月から全6回という枠で放送されていた経済小説の新鋭・真山仁の原作による作品。当初、企業買収やマネーゲーム、投資ファンドなど、扱われる内容に金融経済の仕組みに疎い私には一見してとっつき難いかと思ったのだが、リアリティのある空気感と目の離せないテンポの良さ、何よりそれらの根底にある人間ドラマの深さに瞬く間に魅了され、その先入観は一蹴された。
特に終盤の大空電気買収問題を巡っては、芝野(柴田恭兵)と鷲津(大森南朋)の攻防、そして歩み寄り、企業人・大木昇三郎(菅原文太)の存在感、技術者・加藤幸夫(田中泯)の確固たるプライドなど見どころも多く、ゆえにラストの着地感がなんとも爽快で、そこばかり何度も見てしまったほどだ。

作品としてのクオリティの高さは「第33回放送文化基金賞のテレビドラマ部門の本賞」、「第44回ギャラクシー賞の優秀賞およびマイ・ベストテレビ賞グランプリ」、そして「国際番組コンクール・イタリア賞」など多くの受賞をしていることでも証明済み。DVDも発売されているので、興味のある方は是非見て戴きたい!
出演は大森南朋、柴田恭兵、栗山千明、松田龍平など。(大森南朋がすごくいい!)
ちなみに来年2009年の6月に劇場版の公開も決まっていて、嬉しいことにメインキャストもTV版とほぼ同じだそうだ。合わせてご覧になることをおすすめする。(むさし)

TV版ハゲタカ公式サイト
劇場版ハゲタカ公式サイト

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posted by むさし at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月30日

TVウォッチャーズ的おすすめドラマ「北の国から'98 時代」(む)

秋ドラマもひと段落。年末年始はどのチャンネルを廻しても、ノリだけのバラエティとか、とりあえず人気のあったドラマの一挙再放送とか、いつの間にこんな大量の撮影をしていたんだ?と思うような長時間時代劇ばかり。それらを全て否定するつもりはないけれど、個人的には紅白歌合戦以外、あまり興味をそそられるプログラムがないので、(←でも紅白は見る典型的日本人。)次のクールがスタートするまでの少々の間は、個人的な「お気に入りドラマ」をいくつか紹介していこうかと思う。あくまでも私見だが。思いついたままに。気まぐれに。

…という訳で、その1本目は「北の国から´98 時代

「北の国から」は誰がなんと言おうと文句なしに好きな作品!1981年に倉本聰の脚本で連ドラとしてスタートし、以降、黒板家の物語を単発のスペシャルドラマで丁寧に描き続け、2002年「遺言」でその幕を閉じた一連のシリーズだ。ファンとしては、どの作品も思い入れがあり、甲乙つけがたいのが正直なところだが、そう言いつつ「´98時代」を敢えてピックアップしたのは、私が一番好きな登場人物の「正吉」(中澤佳仁)の出番が多かったのと、そしてその役どころが非常に格好良かったからという理由に尽きる(単純…)。

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posted by むさし at 02:23| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月29日

攻めのNHK、紅白の大トリに氷川きよし!

氷川紅白大トリ!30代男性ソロは25年ぶり

このところどの分野の番組でも攻めの姿勢を崩さないNHK。この数年のその変貌振りは好感が持てる。
そして、今年の紅白の大トリに氷川きよしを大抜擢。
「きよしとこの夜」などNHKのバラエティで貢献していたという理由もあるだろうが、他の大御所を押さえて若手が大トリを務めるのは、結婚引退で話題を巻いた安室奈美恵以来の快挙。
彼を大トリにすえたNHKの英断に拍手を送る。

大不況にあえいだこの一年の日本を飛び切り明るい「きよしのズンドコ節」で締めくくり、国民中に蔓延する沈滞した空気を吹き飛ばしてもらいたいと切に願う。
(仲村英一郎)
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posted by 仲村英一郎 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | From TV Watchers | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月28日

秋ドラマ最終回〜「チーム・バチスタの栄光」

全体的に「ゆるい」という感覚のまま終了してしまった「チーム・バチスタの栄光」。確かに原作を変えて、犯人が一人ではないらしいということになった中盤以降からは、推理的な要素も手伝って展開が少々気になりはしたが、そうやって引っ張った割には結末にインパクトが無さ過ぎた。
仲村トオルや宮川大輔などは役者として存在感のある芝居をしていて面白かったのだが、一方、主演の伊藤淳史はいまひとつ。役柄やおそらく本人から滲み出る優しさも、このドラマにおいては中途半端なヒューマニズムを打ち出すに過ぎず、むしろ邪魔だった気がする。

そもそも「犯人」が何人も現れてしまったのが、かえって衝撃度を薄めてしまった要因じゃないだろうかと思う。2時間モノや映画の尺なら、そうやって次々に真実が翻る展開はむしろスピード感も出て効果的かもしれないが 連ドラスタイルではその速度を維持するのは難しい。

注意:以下ネタバレ!

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posted by むさし at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | チーム・バチスタの栄光 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月27日

「夢をかなえるゾウ」最終回

40分のドラマだったが、第13回までが放送された。

幸せになりたい女・あすか(水川あさみ)が、自称神様のガネーシャ(古田新太)の無理難題な課題に悪戦苦闘しつつも挑戦していくというストーリーだ。
ストーリーは毎回単純なものなので、”課題”に見所がある。
「1日1日を精一杯生きろ」、「世界を楽しめ」などというメッセージがストレートに伝わってきた、好感の持てるドラマだ。
水川あさみの明るい演技も好印象だったが、古田新太はガネーシャ役にぴったりだった。

決して期待以上のものがあるドラマではなかったが、爽やかですっきりとしたラストが良かった。
(緋炎)
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posted by 緋炎 at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 夢をかなえるゾウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「OLにっぽん」最終回

初回から全て見てきたが、毎回レビューを書くには値しないと感じたドラマだった。
せっかく中国を取り上げたのだから、もっと積極的に交流イベントなんかを開催して宣伝すればよかったのではないだろうか?
ただ中国人と日本人の違いを描いているだけで、期待はずれに終わってしまった。

展開も、結局はそれぞれが新しい道や夢に向かって歩み出す、というありきたりでぱっとしないものだった。
中園ミホだったら、もっと爽快な展開を見せてくれるだろうと期待していたのだが。

ただ、”イケメンを使っておけば話題になるし、視聴率は取れるだろう”という安易なキャスティングではなかったのは評価できる。
それぞれが味を持った俳優陣だった。
そのキャラクターを上手くコントロールできていなかったのが残念だ。
(緋炎)
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「ブラッディ・マンデイ」最終回(仲)

いやはやなんとも。。。

これだけ収拾のつかなくなったドラマは久しぶりだ。初回から数話はかなりドキドキワクワクして観ていたのだが、中盤辺りから思い切りストーリーがグシャグシャになってしまった。後半は観るに値しない出来に。
非常に残念。

主演の三浦春馬もその演技力を思う存分発揮すること機会を与えられず、これまた残念。
次回の三浦の作品に期待をかけることとしよう。
(仲村英一郎)

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タグ:三浦春馬
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2008年12月26日

「08秋ドラマ人気投票」年内で締め切ります!

11月末より実施してまいりました「08秋ドラマ人気投票」ですが、本年12月31日をもって投票終了とさせていただきます。

集計結果は年が明けてから、改めて発表させていただきます。

まだ投票されていない方は、お早めに!
(仲村英一郎)

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2008年12月25日

山田太一も最後の連ドラ?「ありふれた奇跡」

先日終了した「風のガーデン」の脚本を書いた倉本聰は、制作の記者会見の時にTVドラマを書くのはこれで最後というような発言をした。彼の場合はドラマ業界に対する批判的な意味を含んだものだったが、正月明け(1月8日木曜10時・フジ)からスタートする「ありふれた奇跡」の山田太一もまた同様のコメントを会見で示していた。もっとも、山田太一の場合は、
「連ドラはもう書かないと思う。都はるみさんは(引退した後)また歌ったけど。大変でもあるし、もう死んでもいい年。2時間ドラマにしたって、書いているのが不思議なときもある」
と、あくまで年齢的・体力的なことを理由にしているようではあったが。しかしこうも言っている。
「若い人を中心としたドラマが多く、私の出る幕はないと思っていた。70過ぎた俳優が『ロミオとジュリエット』のロミオをやりたいと思うようなもので、失態をさらすのは嫌だという思いもあったが、私なりのラブストーリーを書いてみたいと思った」と。
この謙虚とも謙遜とも取れる言葉は、前述の連ドラをもう書かないという発言と合わせて、単にプロとして有終の美を飾りたいという思いから出たものかもしれない。けれど何となく行間には、長年テレビドラマに携わってきた者が、今の業界の姿勢・意識に対して少なからず違和感を抱いていて、そして見切りをつけたかのようなニュアンスも感じてしまう。考えすぎだろうか。
もちろん将来、業界か発展していく為に、今の若手・中堅作家が充実しているのは喜ばしいことだ。それはそれ。でも引替えにこういう形で…つまりまだ書ける職人気質な脚本家が一人、二人と去っていくのはやはり寂しい。派手な展開や、奇抜な設定で視聴者を遊園地的に楽しませる作品ばかりでなく、その熟練した目と技術と感性で人間の本質を鋭くじっくり描くようなドラマもまだまだ見たいと思う。

「ありふれた奇跡」は仲間由紀恵の主演で、一見、明るく見えるが家族にも言えない心の傷を抱えている女性が、偶然知り合った男(加瀬亮)に、自分と同じ匂いを感じ、次第にひかれていくラブストーリー。
本当にこれを連ドラの最後とするのなら、そのベテランの貫禄を存分に見せつけて欲しい。(むさし)
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posted by むさし at 06:45| Comment(0) | TrackBack(0) | From TV Watchers | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月24日

「流星の絆」最終回(緋)

遂に最終回を迎えた「流星の絆」。

3人の悲しい物語は、”神聖”な場所である屋上で始まり、屋上で終わった。
その始まりでも終わりでも、流星郡が降っていたことが印象的だった。

前半で、戸神家にいる3人は黒い服を着ている。
まるで喪服のようであり、両親の死を悼んでいるかのようなシーンだった。
このシーンでは、後に真犯人だと明らかになった、柏原の目つきにも注目したい。
柏原の行為は、15年間の献身・罪滅ぼしとも言えるのかもしれない。
彼の真意の描写が足りないところもあったが、柏原の役になぜ三浦友和をキャスティングしたのか、その理由が最終回にしてわかった。

犯人の動機が弱いと感じたが、東野圭吾の人間の美しさと醜さを同時に描いたストーリーと、その繊細さを失わず、更に感動的にした宮藤官九郎の脚本は秀逸だった。
随所にクドカンなりの可笑しいシーンを入れ込み、主人公たちを等身大まで持ってくる。
その、”コメディか?”とも思わせる笑いは、視聴者に主人公たちに感情移入させ、後々のシリアスな展開において大きな感動を呼ぶことができるのだ。
3人の心情は、心に重くのしかかってくる。
”その後”の描写も、ダイヤやポストイットなど、初回からドラマを見てきた視聴者にとってはクスっと笑えるような小道具を粋に使っている。
宮藤官九郎の脚本にはいつも、”ここでこれが出てくるのか!”という気配りが見える。
いつもながら、綿密に”仕組まれた”脚本だと思う。

役者の演技も素晴らしく、特に光っていたのはやはり二宮和也・三浦友和だっただろう。

個人的には、今年一番記憶に残ったドラマとなった。
(緋炎)
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posted by 緋炎 at 13:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 流星の絆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

秋ドラマ最終回〜「小児救命」

近年の小児科医不足という社会問題に焦点を当て、そのような現状の中で理想のこどもクリニックを作ろうとする医師・青山宇宙(そら/小西真奈美)の奮闘を描いたドラマだ。脚本は「星の金貨」や「白い影」「砂の器」などを手がけてきた龍居由佳里で、確かに物語の運びや台詞の味には上手さと安定感があった。また医療を扱ったドラマを多く書いてきた脚本家ならではの現場サイドのメッセージ性も強く、同クールの他作品と比較さえしなければ割とまとまりある出来栄えだったと思えるのだが…いかんせん注目度が低かったのは致命的だった。放映が始まってからも殆ど話題に上がる事はなかったように思うし、数字も含め、それが全体の作品評になってしまったようで残念だ。

ちなみに小西真奈美を中心に若手(といっても30代前後だが)の役者が多い中、圧倒的な存在感を醸し出していたのは渡辺えり。暴走しがちなヒロインをコントロールし、時に厳しい言葉で叱責する同僚の役だが、彼女の存在がストーリー上では無論のこと、作品全体の浮つきを抑える意味でも非常に重要だったのは間違いないと思う。
もう一人役者と言えば…まぁこれは出来不出来の話ではないが、小西の恋人役で同じく小児科医・狩矢を演じた塚本高史、最近こういう高学歴の役が多いなぁと、ぼんやり思った。久しぶりに「木更津キャッツアイ」のアニみたいな弾けた役も見たくなってきた。(むさし)
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posted by むさし at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他’08秋ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月23日

08秋クールドラマ総決算・各賞発表

「08秋ドラマ人気投票アンケート」をポチって下さり、まことにありがとうございます!
皆さまの1票が我々ウォッチャーズの記事アップの糧&参考となりますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

先日、当ブログで執筆中のウォッチャーズが集結し、08秋クールドラマの各賞を決定する座談会を開催しました。
オリンピックが重なった夏クールに比べ、非常に充実した今クール。その結果をご報告します!
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タグ:ドラマ
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「流星の絆」最終回(鹿)

一番やられたのが尾美としのり演じる林ジョージの

「そんなの言われなくても、やってきたっつーの!」

という、ひと言だった。


三浦友和扮する柏原刑事に「三人が道を踏み外さないように」と請われ、上記のように軽く返答するジョージさん。
しかしその言葉の裏には、15年かけて三兄妹を父親兼母親として育ててきたという自負が感じられる。
だがそれを押し付けがましく言うのではなく、そんなの今更言うことか?当然のことだろ?というライトな感覚で返事をするジョージさんが誰よりも素敵に思えた。
しかも「ピエロは席外しましょうか?」とちょっぴり拗ねるジョージさん。なんて可愛い人なんだ…!

それにしても犯人の予測はついていたものの、ストーリーとしては全く納得がいかなかった。
結局、柏原康孝は刑事にもかかわらず、しかも三兄妹の苦しみを長年見続けていたにもかかわらず、あわよくば戸神政行に罪をなすりつけ安穏とした余生を送ろうと目論んでいたわけだ。
…それって最低の極悪人ではないか。
そんなラストではあまりに報われないではないか。

二宮和也クンの迫真の演技に助けられた最終回だったとはいえ、ようやく信頼できる人に裏切られた功一が通常の生活に戻る(シャバに復帰する)ストーリーも何だかあっけなく、薄っぺらい印象を受けた。
とはいえ、あの重くて衝撃の事実で終わるのではなく、光が見えるような明く前向きなラストに仕上げたのは、ひとえにクドカンの腕だと思う。

苦言ついでにもうひと言。
人気作家・東野圭吾の原作とはいえ、クドカン独特のテイストで思い切った味付けをしたならば、いっそのこと「チームバチスタの栄光」のように犯人も別の人物にすり替えるくらいの大胆なアレンジを施してもよかったのではないだろうか。
救いようのない原作ではあったが、コミカルな脚本と実力派の出演陣に助けられたドラマだったように思う。
三兄妹は勿論のこと、彼らを取り巻く役者陣全てが緩急ある素晴らしい演技を見せてくれた。(鹿の使番)

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映画「K−20 怪人二十面相・伝」レビュー

まず結論から。

文句なしに面白い! 期待以上の面白さ!
お正月に観るのにまさにふさわしい娯楽映画と言える。
しかも完成度が非常に高い。チケット代以上の元が取れる一本だ。大満足!

冒頭に時代設定を説明する文章が流れるのだが、それを読んでのっけから心を鷲づかみにされた。
「そうか、そういう発想があったのか!」とその斬新なアイデアに度肝を抜かれた。もうその時点でノックアウト状態だ。完璧にもっていかれた。

そしてストーリーは、その時代設定に従って緻密にかつ大胆に展開する。そしてあっと言う間に、もうひとつの1949年の日本に引きずり込まれる。
テンポが良く、観ていて飽きる瞬間は全くなかった。エンドロールまで前のめりで観てしまった。
「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズに携わった「白組」がCGを担当しただけあって、CGと実写の見分けがほとんどできないほどの情景表現だ。日本のCGは世界的にもレベルがかなり高いと再認識した。

出演者たちも文句の無い演技をしていた。主演の金城武(遠藤平吉役:二十面相に仕立て上げられたサーカス団員)、松たか子(羽柴葉子役:羽柴財閥の令嬢)、そして仲村トオル(明智小五郎役:言わずとしれた名探偵。葉子の婚約者でもある)。この三人の演技が冴えに冴えている。
中でも仲村トオルが凄い。彼の役者魂は人並みではない。主演の金城武も松たか子も良かったが、仲村トオルはもっとすごかった。それはこの映画を観ていただければ、きっと納得していただけると思う。

この映画は、一言で言えば一大娯楽冒険活劇だ。最初から最後までワクワクして(時に爆笑して)観ることができる。お子様連れでも問題なく楽しめる(実際、子供連れが多かった)。

最後に一言。
自信をもって「K−20 怪人二十面相・伝」をオススメする。
是非大スクリーンで観ていただきたい!

後書き:
本当はもっと書きたいことがいっぱいあるのだが、ネタバレ防止を考えるとここがギリギリ。
それもこれも「えっ!?」というラストを楽しんで頂きたいから。
もうこれ以上は、、、書けない(笑)
(仲村英一郎)
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posted by 仲村英一郎 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台・演劇・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月22日

「ブラッディ・マンデイ」最終回(鹿)

事件が無事に解決したのかしていないのか、良く分からない終わり方だった気がしてならない。
ええーと…K(安斎)も結局は“踊らされていた”だけ、捨て駒だったということなのだろうか。
藤丸パパの死もイマイチ納得がいかない。
安斎に銃口を突きつけていた前回のラストは何だったのか。

途中からサード・アイの新課長になった鎌田も最初は霧島のことを敵視していたのに、最終回では「現場の指揮は君に任せた」などと言って全面的に信頼しているように見え、今までのあの対立は一体何だったんだ?とツッコミを入れずにはいられない。

挙句の果てには、宝石箱は中性子爆弾だった!という更なるトンデモ展開となり、あのウイルスやウイルス特効薬で引っ張ってきた意味があったのだろうかと疑問に思う。
日本版「24」という割には話が散漫しすぎて芯がブレまくり、不時着のまま終了したように思える。
もっと視聴者が納得できる、一見辻褄があっていないように見えて実は筋か通っているような、三重にも四重にも練られた重厚なドラマを見せて欲しかった。(鹿の使番)

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posted by 鹿の使番 at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラッディ・マンデイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「流星の絆」最終回(第10話)(仲)

前回推理したように、やはり柏原(三浦友和)が真犯人だった。なんと救いようのない筋書きであろう。
功一(二宮和也)、泰輔(錦戸亮)、静奈(戸田恵梨香)がようやくみつけた、心を開けつ大人が真犯人だとは・・・。これでは普通ならさらに人間不信に陥ってしまう。三兄妹の気持ちを察すると胸が痛い。それにしても重くて暗い終わり方だ。

そんな結末でも、重い気分のまま見終わることにならなかったのは、真犯人が見つかってから以降の展開を希望の持てる方向にうまくシフトしているからだ。最終回は押さえに押さえたクドカンテイストをラストの10分くらいで一挙に放出している。静奈と行成(要潤)が順調な交際を続けているらしいこと、功一と泰輔が詐欺行為の自首をしたこと、「アリアケ」が三兄妹の力でオープンしたこと。こういうエピソードが盛り込まれていたので、多少気が楽になったというものだ。三兄妹の新たな出発が幸多いことを願ってやまない。

さて、とうとう最終回を迎えてしまったこの「流星の絆」。近年にない良作だった。早く次がみたいという気持にさせてくれるまれなドラマに仕上がっていた。ドラマ内ドラマなど、斬新で実験的な演出法も良かった。(原作未読なので確信はもてないが)クドカンのポジティブな性格がこの脚本に強く反映されていたとも思う。最終回まで観て、どんよりした気分にならなかったのは、クドカンの腕によるところが大きいのではないだろうか。
近いうちに原作も購入して、比較してみるつもりだ。

毎回意表を突いた方向で視聴者を翻弄するクドカン。
今から次回のクドカンドラマが楽しみである。
(仲村英一郎)
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流星の絆
流星の絆東野 圭吾

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「プリズナー」最終回(第5話)

親友の譲原(中村俊介)を殺した罪を暴き金を取り戻すという目的を果たすために、もはやこの国では正攻法が通用しない事を悟る圭吾(玉山鉄二)は、署長のビッグ・ボスやアリ(池田成志)らに金をちらつかせ刑務所から出るための取引をする手段に出た。

偽造の借用書を作らせてジョイ・サーガを追い詰めたり、警察署長を偽札所持で嵌めたりと、最終回にあたって悪い事をしてきた側の人間にそれぞれ制裁が下される展開にはなったが、圭吾がポン〈大森南朋〉に向かって「生き抜くためにはキレイ事だけじゃ済まされない世界もあるってことをお前達が教えてくれた。」と言ったように、結局「目には目を」的な解決方法を取らざるを得ない状況だったわけだ。手放しなハッピーエンドではないところに、ドラマという形を借りたものの、こういう現状が実際にあることを認識して欲しいという原作者のメッセージを強く感じた。

主演の玉山鉄二は徐々にタフにならざるを得ない中にも完全にワルになれない好青年ぶりを上手く演じたし、実はICPOの刑事だった、という和田役・石黒賢の胡散臭さぶりもなかなか魅力的だった。ただ全5話というのは、なんとも中途半端なボリュームで、主人公の境遇に完全に共感する前に物語が駆け足で終了してしまった感じがする。それこそ米国の某脱獄ドラマのようにただ長くシリーズを重ねればいいというものではないけれど(苦笑)…ラストで得る開放感や安堵感を視聴者も実感する為には、もう少し中盤を膨らませてもよかったのではとも思う。(むさし)
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2008年12月21日

「流星の絆」最終話(第10話)(む)

極力ネタバレを避けつつも、一方で同じドラマを楽しんでいる友人たちと真犯人の予想をしたり、その伏線についてあれこれ検証してみたり、しかしながらそこで浮かび上がってしまう結末があまりにも切なくて、できれば最終回は見たくないような…でも見たいような…という何だか近年にない複雑な心境で一週間を過ごしてしまった。

犯人が誰かという結論のみに話を絞るならご覧になった通りだ。一番そうであって欲しくない人、つまり刑事・柏原(三浦友和)の犯行だったわけだが、この事実がいかに兄妹たちに衝撃を与えたかは想像に容易い。そりゃ詐欺を自首して2年くらい実刑喰らいながら、むしろその間に気持ちの整理でもさせてくれよと思いたくなるのもわかる。(註:功一がそう思った訳ではありません、念のため)そしてもうひとり、「お萩さん」(設楽統)も辛かったろうなぁとお察しする。
それゆえに「その後」のシーンは視聴者にとっても実に大切な部分で、これによって「結末」のやるせなさがかなり癒される効果はあるだろう。(実際、私もそこだけを何度も繰り返して見てしまった。)
静奈(戸田恵梨香)と行成(要潤)が上手く行きそうなことも嬉しかったし、サギ(中島美嘉)のちょっとズレた愛情もなかなか可愛らしかった。何より最後のカットが功一(二宮和也)の笑顔だったのは最大の救いだ。

スタート当初、原作とドラマの空気感の違いに賛否があったこの作品だが、終わってみて原作ファンの評価は変わっただろうか?逆に原作は未読だがクドカンだったから見たという私のような立場からするとその評価も少々気になるところ。いい機会なので正月の間に原作をチェックしてみるのも面白いかもしれないと思っている。(むさし)
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2008年12月20日

「風のガーデン」最終回(第11話)

無事にルイ(黒木メイサ)の結婚式の日を迎え、父親として共にバージンロードを歩いた貞美(中井貴一)は、その様子を東京の妙子(伊藤蘭)に手紙で伝えた。そこには、実はそれが娘や貞三(緒形拳)や友人達による芝居であったこと、そして互いに芝居だと本当はわかっていたこと、でも心から幸せな時間であったことなどが綴られ、最後にもう会う事はないこと、これまでの妙子への不埒な愛情への詫びと、感謝の言葉が添えられていた。
まもなく貞美は実家へ戻り、生まれ育った部屋で痛みを除く治療を受けながら、家族の中で息を引き取る。
季節が巡り、雪解けの春。風のガーデンでの作業が再開されたある日、岳(神木隆之介)とルイは、ふと現れた子犬に導かれるように森の中を進んでいくうちに、とある一帯に「エゾエンゴサク」の花が咲き乱れているのを見つけるのだった。エゾエンゴサク、それは半年前に貞美が停めていたキャンピングカーの周りに植えていた球根だ。ルイが一番好きな花だった。

最終回は特に、最後の看病をしたいと富良野までやってきた妙子と、それを家族だけで過ごしたいと丁寧に断る貞三とのやりとりの場面、それから麻薬で意識が朦朧としながらも、子供の頃の思い出を語る貞美、じっと聞き入る貞三の場面が圧巻だった。そのひとつひとつの台詞をつむぎ出して言った作家・倉本聰もさすがなのだが、今作品に関しては、奇しくも実際に病と戦っていた緒形拳ならではの芝居が「説得力」という点で、台詞を超え、全体を引き締めたのではと思う。

物語自体は、自らの病(=死)をきっかけに主人公が最後の場所として疎遠にしていた家族の元に帰るという極めてシンプルなものだ。これだけ展開や設定・題材の目新しさで視聴者の注目を引くことに苦労しているドラマ群の中では、むしろ逆行しているほどのシンプルさなのだが、だからこそ人々の感覚・本能に直接的に訴えられたのではないだろうか。私にとって、すべてにおいて期待を裏切らない秀作だった。(むさし)
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2008年12月19日

100年に一度の不況がドラマ制作にもたらす影響

未曾有の危機を迎えて瀕死状態の世界経済。

もちろん日本もその例外ではなく、日々報道されているニュースから、それが非常に身近な問題であることが肌感覚で分かる。いまだかつてなく日本経済は緊迫している。リストラ、解雇などが決してひとごとでないことに国民は底知れぬ恐怖を抱いてしまう。

この、今そこにある危機に対する政治家たちのあまりの脳天気な無策ぶりに憤りを日本の国民は感じているわけだが、その話はまた別の場に譲るとして、今回はこの大不況がドラマ制作に与える影響について考えてみたい。

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2008年12月18日

「ブラッディ・マンデイ」第10話(鹿)

…そんな展開かよ!とツッコミを入れずにはいられないストーリーになってしまった。
どんだけ狭い範囲で物事が進んでるんだ?みたいな(苦笑)。

藤丸パパ(田中哲司)の意図が掴めない…。
安斎をひと思いに殺すつもりならば、気絶している間にさっさと始末すればいいものを、わざわざ連れ回しているし。
安斎にしても“あんな展開”になるのならば、縄で両手を縛られたり藤丸パパに「逃げるなよ」と恫喝されたり、はたまた携帯電話の電源を必死でONにする必要などなかったわけで。
うーん…物語自体が既に破綻しているから仕方がないのかもしれないが。

三浦春馬くん。「ごくせん」でも他のクラスメイト(役者陣)と比べて抜きん出た演技力だったが、あともう少し!という感じが否めない。J(成宮寛貴)から“音弥との関係”をカミングアウトされた際、ズームインした時の驚愕の表情が…うむむ。
台詞に頼らず、微妙な心理描写や表情をどう巧みに表現できる俳優になるか、今後の“役者・三浦春馬”に期待したい。(鹿の使番)

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「流星の絆」第9回(鹿)

…あーあ、やっぱり決め手は“香水のかおり”だったか…。
だからあれほど気をつけろと言ったのに〜っ>静奈!

戸神行成(要潤)を見ていて、人は時として何よりも「真実」を知りたくなるのかもしれない…と考えさせられた。それが、例え安定した自分の足元を崩れ去るモノだと分かっていても。身も心も切り刻む刃を持つと知っていても。
真摯に「真実」と向き合おうとする行成は、今までのどんな場面よりも格好良く、勇気ある“イイ奴”だった。泰輔(錦戸亮)が「アイツに惚れるのも分かる気がする…」と呟いたひと言が、何よりもそれを物語っている。

ところで。
やはり犯人は柏原康孝(三浦友和)なのだろうか…?
原作を読んでいない者としては、今はどんなネタバレも回避したい気持ちでいっぱいだが、もし柏原だったとしたら功一(二宮和也)はどう変わってしまうのだろうかと心配になった。

最初は警察など全く信用していなかった功一。
それどころか、いつも「悲しそうな顔」をして、人間不信に陥っていた感がある。
しかし時効を前にして少しずつ変化し、柏原に信頼を寄せていくまでに至ったのに、ここで裏切られたら二度と人を信用できなくなるのではないか、と気が気でならない。
柏原の携帯待ち受け画面が「功一と泰輔」なのにも泣かされた。
願わくば、三兄妹のためにも光ある最終回となるといいのだが…。

それにしても、戸神政行(柄本明)はどうして傘と分かったのだろう?
やはり何かを知っているのか…。(鹿の使番)

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秋ドラマ最終回〜「七瀬ふたたび」

秋ドラマ、最終回だけコメントシリーズの2弾として「七瀬ふたたび」

結局、子供のあきらクンだけが未知能力者としての希望を託された者として残る以外、みんな死んじゃうって…案外救いのない話だったんだなぁと苦笑する。全体を通してNHK的な極めて真面目な作りだったが、言い換えれは「地味」。いつも曇り空の中でロケをしているような、どんよりとした映像が多かった印象が強い。その地味さが災いして、後半のパクス・シエンティアなる黒幕組織の登場による様々な陰謀もセリフで語られるほどの重大さや深刻さは見ているものには伝わってこなかった気がする。ラストではSATまで投入して警官隊が山小屋を包囲する場面展開にしておきながら、そこに緊迫感はなく、全体を通しても盛り上がりに欠けてしまった。これが民放なら、原作者の意図や、その良し悪しはさておき、BGMや映像効果、果ては宣伝アイテムまでも駆使して、派手に作るんだろうに。
ただ、このドラマによって「蓮佛美沙子」という女優の存在を知った事は収穫。その透明感と存在感を活かし、これからも多彩な役柄に挑戦して欲しい。(むさし)
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秋ドラマ最終回〜「OLにっぽん」

秋ドラマも今週をもってほぼ終了。いやぁ、今に始まった感覚じゃないが1クールって短い。つくづく短い。1年物の大河ですら「あっという間」に思えるこの時間の感覚がちょっと怖いこの頃。
さて10月にスタートして以降、毎週レビューを書いているドラマ以外にもなんとなぁ〜くチェックしていた作品が既に最終回を迎えているので見続けた記録として軽くコメントを残しておこうと思います。

第1弾は「OLにっぽん」

当初は阿部サダヲや皆川猿時など好きな舞台役者もキャスティングされているし、中園ミホのOLモノということで痛快に日本の企業を一刀両断!…みたいなスカッとしたテイストを期待していたけど、残念ながら「ハケンの品格」ほど主人公にインパクトもなく、「ショムニ」のようなコメディにもなりきれず、平凡な作品になってしまった。オリンピックやら偽装やらで何かと話題の「中国」を扱うという目の付け所は悪くなかったのにね。あと全体的に「安っぽい」作りだったのもマイナス要素。予算とかスケジュールとか色々と都合はあるだろうけど…例えば「運動会」のシーン。張り切って準備をしたのに当日雨が降ってしまったという設定の中、どう見ても快晴の日に手前だけ雨を降らせているのがバレバレな映像。今時ならいくらでも画像処理でそれらしく見せることだって出来るだろうに…ありえないくらいのニセの雨降り画像が悲しかった。偽モノは中国製だけにしてくれよ、と。…おっと暴言か。
個人的注目の皆川猿時は(本人は)頑張っていたと思うが…制作側の力量として活かしきれてなかったかなぁと。もっと色んなことできるのに〜と歯がゆい思い。(ま、メインキャラじゃないから目立ちすぎるのもまずいのかもしれないけど)
強いて言うなら阿部サダヲが所々で挿し込む「物まね」が楽しみといえば楽しみだった。(ストーリーとはまったく関係ないけど)。ちなみに最終回は「ギラギラ」の公平さんネタ。これはちょっとのけぞった(笑) (むさし)
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2008年12月17日

「流星の絆」第9話(緋)

犯人は一体誰なのか?
原作を読んでいない視聴者は、やきもきしつつ今週の金曜日を楽しみにしていることだろう。

このドラマで特に評価したいのが、”ドラマは基本的には楽しむものである”ということを念頭に作られている、ということ。
どんなに面白いミステリーでもラブストーリーでも、見る者を考えて作られていないものは全く面白くない。
”エンターテイメント性”がなければ、3ヶ月間ずっと視聴者を惹きつけることは難しい。
「流星の絆」は宮藤官九郎のドラマの中では比較的シリアスな場面が多いが、”金曜日の夜に、ただ暗くて重いドラマは見たくないだろう”という、当たり前だが見る者への配慮が感じられる。

また、海のシーンを時々入れ込み、開放的な感覚を与えるという工夫も見られる。
夜空が見える屋上のシーンも象徴的に多く出てきて、劇中の”幼い頃の流星観測”のシーンを思い出さずにはいられない。
屋上は、主人公3人が大切な告白をする場にも使われている。

三浦友和演じる柏原が3人の詐欺を見逃すシーンがあり、易々と見逃していいのだろうか…と思ったが、よく考えてみると、3人を小さい頃から知り、14年間も彼らのために捜査してきた柏原のことを思えば、3人を逮捕することなどできないだろう。
彼が犯人であるならば、話はまた別だが…。

この9話のオンエア後に、次回に向けての生番宣が放送された。
尾美としのりのおかげで(”せいで”、か?)面白かった。(笑)
最終回、見たいが終わって欲しくないというジレンマにすっかり陥ってしまった。
(緋炎)
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「ブラッディ・マンデイ」第10話(仲)

なんと、南海かおる(芦名星)がKだったか(笑)。たしかに「かおる」のイニシャルは「K」だ。
Jといい、Kといい、イニシャルのルールだけはきちんと押さえていたようだ。

次週がやっと最終回。
結局ここまで観たので最後まで観ようとは思う。
(仲村英一郎)
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2008年12月16日

新証言!三億円事件 40年目の謎を追え!〜極秘捜査ノートが語る全真相〜

1968年(昭和43年)12月10日、東京都府中市で午前9時21分からたった3分の間に起こった、偽・白バイ警察官による現金3億円強奪事件。
当時の3億円は現在に換算すると、ざっと20億円にも及ぶ。
犯人逮捕のために投入された捜査員は17万1805人。取り調べを受けた人物は11万7950人。捜査費用は約9億円…。
しかし40年経った現在でも事件は未解決のままだ。
だが、現在だからこそ語れる真実、解き明かされる謎があるのも事実である。
番組はそれらの細い線を辿るうちに見えてきた真相を追うドキュメントだった。

ドキュメントの主役は、警視庁捜査一課で三億円事件の極秘捜査に携わっていた斉藤勲刑事。当時35歳。
彼の元に残る当時の極秘捜査ノートを元にドラマ仕立てで進んでいったため、事件そのものを知らない世代であっても非常に分かりやすい内容だった。

斉藤勲刑事役を実力派俳優・山本耕史が演じ、“相棒”として数々の事件を解決してきた昭和の敏腕刑事役・中村雀梅が挑んだ。
携帯電話どころかポケベルさえない時代、刑事の裏取りはまさに己の足で稼ぐ「事情聴取」であった。
だからこそ、当初の目撃者の言い回し、容疑者(被疑者)の言葉遣いなどがキーポイントとなってくる。

何度も現場に立ち戻る刑事たち。
平刑事とベテラン刑事との意見の確執。
現場主義と警察上層部との「こだわり」と甘さのズレ。
立川署と府中署の手柄の奪い合い。
証言者の正確性の有無…。
それらが複雑に絡み合い、たった3分の、しかも多数の証拠品と目撃証言にもかかわらず“昭和最大の現金強盗事件”は迷宮に入り込み、未だ解決をみない。

犯人らしき人物に限りなく近づきはしたものの、結論としては謎のままだ。
事件発生から既に40年が経過し、当時の人々も故人となりつつある。
この事件に携わったが故に生涯を捧げざるを得なくなった人、犯人と疑われ人生を狂わされた人など、三億円事件そのものはとっくに時効を迎えてはいるが、犯人が捕まらない限り事件は終わらないのだとつくづく思い知らされたドキュメントだった。(鹿の使番)

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posted by 鹿の使番 at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | その他’08秋ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「篤姫」最終回〜一本の道

全50話、終了!お疲れ様です。演じた方も、作った方も、見た方も。

最終回は、先週に引き続きの戸締りモードで、かつ大奥同窓会スペシャル。客人が来るたびに、その訪れた人との再会と語らいに涙をこぼす場面が続き、涙湿度は90%以上。最終話に限らず宮アあおいはいったい何リットルの涙を出しただろうと思うほど、毎回ポロポロとよく泣いた。ま、女優は泣いてなんぼみたいなところもあるようだけど(笑)
回想シーンも含め、これまでに登場した人物のその後を説明することをメインにし、歴史的出来事についてはナレーションを中心にさらさら〜っと流す程度だった事に物足りなさもあるが、言い換えれば、あくまで篤姫視点だったということだろう。そのぶれない感覚は悪くないし、大河の最終回という意味では妥当かもしれない。1年間、物語に付き合ってきた視聴者としても知りたい所ではあったし。

主役を演じた宮アあおいについては、14歳から49歳までの一生を一人で演じきることに当初は「大丈夫?」という声も多かったと聞くが〈私もそう思っていた一人だが…〉、そういった不安を吹き飛ばす勢いで、見事に演じきったと思う。もちろん周囲のベテラン役者達のリードがあってこその結果でもあるだろうが、そういう中で徐々に「役」が作り上げられていくのを見るのはなかなか楽しかった。

ちなみに全50話を振り返っての「むさし版・ベスト3シーン」は次の通り。
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2008年12月15日

「のだめカンタービレ」実写映画化!

先日アニメ版「のだめ」の記事を書いたばかりだが、今度は上野・玉木コンビで実写映画化されるらしい。

アニメ版第3シーズンも来秋から放送されるそうで、また世間に「のだめ」旋風が吹き荒れそうだ。
非常に楽しみ。

のだめカンタービレ:上野、玉木のコンビで2作連続の実写映画化 テレビ版第3シリーズも

(仲村英一郎)
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2008年12月14日

「流星の絆」第9話(仲)

なんとも真犯人がわからない展開になってきた。個人的に怪しいと思うのは柏原(三浦友和)なのだが、萩村(設楽統)の可能性も捨てきれない。ドラマを見終わった後、第一話からポイントごとに見返しているのだが、観ているうちにどれもこれも伏線のような気がしてきて余計混乱してしまった。

一番の鍵は、「傘」だ。なぜビニール傘が事件現場にあったか、誰が置いたのか、誰のものだったのか。 非常にひっかかるのは、予告編での政行(柄本明)の「傘を忘れたわけじゃないんだ」という言葉。
彼の言葉を信じるなら、政行は故意に事件現場にビニール傘を「置いていった」ということになる。なぜなら第一話で、泰輔(錦戸亮)が目撃した政行は確かに「ビニール傘を持ってアリアケを出て行った」のだ。つまり一度ビニール傘を持って「アリアケ」を後にした政行が、なんらかの理由で傘を「戻しに行った」ことになる。捨ててしまえばいいはずの傘を、危険を冒してまでなぜ戻しに帰ったのか。それが「真犯人」のものであったからではないだろうか。「真犯人」の痕跡を現場に残しておきたかったからではないか。

柏原が怪しいという理由は、事件当日一番乗りをしていたこと(彼は常日頃から現場に一番乗りをすると言われていたが)。そして、萩村たちが現場に駆けつけたとき、ビニール傘より上等な紳士物の「傘」を持ってゴルフの素振りをしていたこと。さらに、功一(二宮和也)の名前を覚えていたくらいに、「アリアケ」の顔なじみの客だったということ。飛躍した推理をすると柏原がもっていた傘は政行の傘ではないか、などなど。書き始めるときりがない。
しかし、柏原がなぜ三兄妹の父母を殺害するに至ったかという動機はわからない。冒頭に書いた萩村説は単に消去法によるものだ(最終回に「衝撃」のラストとなると、疑わしい人物がかなり限定されてくる)。要は推理ではない(苦笑)。

それにしても、これほどまでに最終回が気になって仕方のないドラマは久しぶりだ。今までは録画予約してきたが、最終回だけはリアルタイムで観るつもりだ。
というか、本屋に立ち寄って原作のラスト数ページを読んでしまいたい衝動に時々駆られてしまう(笑)。

最終回は、15分拡大版。衝撃のラストをお見逃しなく!
(仲村英一郎)
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タグ:流星の絆
posted by 仲村英一郎 at 01:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 流星の絆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「流星の絆」第9話(む)

面白いことや楽しいことはドラマに限らず、映画でもレジャーでもその時間が過ぎるのを忘れてしまうものだが、今回の「流星」はまさにそんな感覚。オープニングからアクセル全開で一気に核心へと迫る展開に一瞬たりとも目が離せず、気づいたら最終回予告が流れていた。気持の上では、できるだけ長くゆっくりといつまでも彼らを見ていたい、終わらないで欲しいと思っているのに、だ。

それにしても行成(要潤)の洞察力は大したものだ。静奈(戸田恵梨香)が手に試した香水の匂いとアリアケのノートから、あそこまでの経緯をほぼ完璧に推測するとは。(前話レビューで鹿の使番さんもまさにそこにツッコミを入れていて驚いたが…/笑)もちろんドラマは作られた話だから、単純に『行成という人物が聡明な男』という設定にすればいいだけなのだが、そこにご都合主義が見えては台無し。その点で要が演じる行成には視聴者を納得させる力があった。彼ならここまで解明しても不思議はないかも、と思わせる説得力だ。

その後、行成と功一(二宮和也)達との面通しがあって、父親の無実を確証するために一緒に最後の芝居を計画(今回の「刑事遺族」の演出はしっかり“戸神行成”になっていた)する展開にも驚き、それから屋上で三兄妹が柏原(三浦友和)に自分たちが重ねてきた詐欺行為を告白し、力を貸して欲しいと言う場面、そしてそんな彼らを理解し柏原の「今日の(詐欺の)話は聞かなかったことにするよ〜」という粋な展開も予想外だったが、どちらも私にとっては「嬉しい予想の外れ方」だった。悲しい展開の中で手放しで大喜びするような場面でないけれども。

さて戸神政行が犯人でないとすると…いったい…?
原作未読派ならではの楽しみ、すなわち犯人当てと結末予想だが、残りの一週間はそんなことをあれこれと考えながら過ごそうと思う。(むさし)

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posted by むさし at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 流星の絆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月13日

「フルスイング」アンコール放送します!

今年の1〜2月にNHKの土曜ドラマ枠(21:00〜)で放送された「フルスイング」(全6話)が、12月23日(火・祝)から三夜連続で再放送される。

このドラマは、プロ野球チームで打撃コーチを長年務めながら、59歳にして高校教諭に転身した高畠導宏氏をモデルに、その熱血新米教師としての奮闘を熱く、爽やかに描いたもの。コミカルな芝居や司会に定評のある役者・高橋克実の連続ドラマ初主演ということでも話題になった作品だ。
テーマは「人を育てる」「教育」という非常に明快なもの。主人公による子供達や同僚へのメッセージは、いつも情熱的で暖かく、ともすれば鬱陶しいほどのストレートさなのだが、定年間近の新米教師というポジションから素直な謙虚さが備わってきて、彼が口にする数々の言葉はいつもピタリと心に留まったものだ。高橋克実の芝居も非常に良かった。事実、視聴者からも「人生の教科書」として見ていたと評価する声が多かったと聞く。
主人公は教師転身後、わずか1年で病気により亡くなってしまうが、これも事実だ。全体的に脚色はされているらしいが、真実に基づいた物語であると知りながら見ると、ドラマに深みを感じずにはいられない。

今回の再放送ではドラマと合わせて「もうひとつのフルスイング」というドキュメンタリーも企画されている。これはモデル高畠氏の生きかたや人柄を関係者らのインタビューを交えて紹介するもの。
個人的に気に入っていたドラマなので、多くの連ドラが終了したタイミングで、新たに見てみるのいいのではと思う。おすすめ。(むさし)

【放送予定】
 12/23(火)
 19:30〜20:28 第1話
 20:28〜20:45 フルスイング・ドキュメント
 22:00〜23:00 第2話
 12/24(水)
 19:30〜20:28 第3話
 20:28〜20:45 フルスイング・ドキュメント
 22:00〜23:00 第4話
 12/25(木)
 19:30〜20:28 第5話
 20:28〜20:42 フルスイング・ドキュメント
 22:00〜23:00 第6話

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posted by むさし at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | From TV Watchers | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「風のガーデン」第10話

貞美(中井貴一)を、生まれ育った自宅に迎え入れるにあたり、ひとつの問題があった。岳(神木隆之介)のことだ。彼は貞美を「天使ガブリエル」だと思っている。その天使が「死んでいく」のはおかしいし、なにより本当の事を伝えて、死んだと信じた父親が、急に現れ、そしてまた改めて死んでいく所を見るのはあまりにも酷だ、という。憂慮した祖父・貞三〈緒形拳〉は、岳を旭川の親戚のファームに一時的に預けることにし、貞美には「岳と、さり気なく別れてやってくれ」と頼むのだった。それは今生の別れを意味する。
貞美は急に旭川の農場へ行かされる事に苛立つ岳に、「そりゃ偶然だ、実は私も急に呼ばれて(天国に)発つ事になったんです。」と、会えなくなる事を切り出すが、その本当の意味を知っている視聴者の私は、そこから続く言葉や表情に、そして旭川へ出発する車の中の岳に向かって遠くからおどけたような仕草で手を振る「ガブさん」に強く胸を締め付けられた。取り乱したり号泣するような演出ではなく、その抑えた芝居だからこそ余計に主人公の哀しみが伝わってくる、そんな場面だった。

そして一方で、幼馴染のエリカ(石田えり)らの思いつきで、ルイ〈黒木メイサ〉と修(平野勇樹)が「偽装結婚式」を挙げる事になった。貞美が自らの余命を思って、娘とバージンロードを歩いてやれなかったことが心残りだと漏らしたからだ。当初、茶番だと反対した祖父の貞三も、ふと気が変わり、どうせやるなら徹底的にやりましょう!と乗り出す。父を騙すことに抵抗のあったルイは「父のために騙すのだ」という言葉に説得される。貞美はそんな彼らの計画を「嘘」と知りつつも、素直にその日を楽しみに待っていた。

次回はいよいよ最終回。物語が終わってしまう寂しさもあるが、同時にガーデンの中での結婚式は、さぞかし美しく感動的な場面になるのだろうなと、期待している。(むさし)
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2008年12月12日

速報:「相棒」17日でコンビ解散

驚いた。思っていたより早く亀山薫(寺脇康文)との別れが来るらしい。

ドラマ「相棒」17日で名コンビ解散

Season7終了までは水谷豊とのコンビが続くと思って疑わなかっただけに、まさに晴天の霹靂だ。

映画版「相棒」が大ヒットしてしまったのが、今までの路線を大幅修正(改悪)することになってしまったのかと思うこの頃だ。
「相棒」ファンとして、なんともやるせない。

(過去記事)主役を降板させるテレビ朝日の愚行
(仲村英一郎)

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「ブラッディ・マンデイ」第9話(仲)

音弥(佐藤健)がJ(成宮寛貴)と兄弟だという展開には開いた口がふさがらなかった。ここにきてそんな強引な筋書きを使うとは・・・。もちろん、Jの言葉が藤丸(三浦春馬)を翻弄するためのウソであるという可能性も考えられなくはないのだが(まぁないだろう)。

あとは、Kが誰なのかという一点に視聴者の興味が注がれる展開だが、今まで一度も疑われたことのない霧島か、新たなキャラクターの登場だろう。

それにしても、三浦春馬が主演なのに、このところ彼の出番が少なすぎる。前回も書いたが、このドラマはドラマと言えない。視聴率稼ぎのための道具に成り下がっている。
同じく前回も書いたが、志の低いドラマ風番組だ。
(仲村英一郎)
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タグ:三浦春馬
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2008年12月11日

「相棒」Season7

いつもながらに堅実な出来である。右京(水谷豊)と亀山(寺脇康文)の息もこれ以上ないほどにピッタリと合っている。このシーズンで本当に寺脇が去っていくことがいまだに信じられない。その件に関しては以前にも書いたので、割愛するが。

これまでのエピソードで一番印象に残ったのは、、、と振り返ってみたのだが、これが一番!と言えるものがないことに気がついた。それほどどの回も平均的に面白いわけである。少し残念なのは、美和子(鈴木砂羽)とたまき(益戸育江:旧芸名高樹沙耶)の出番が少なくなってしまったことか。ストーリーに力が入っているので、美和子・たまきとのシーンが必然的に減ってしまった格好だ。ストーリー展開の緩急の差をつけるために、美和子・たまきは非常に効果的なのだが。

それ以外は特に問題もなく、推理ドラマとして高い水準をキープしている。
寺脇が去ったあとのSeason8がどうなるか心配で仕方ないが、とりあえずはSeason7を楽しむこととする。
(仲村英一郎)
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2008年12月10日

「流星の絆」第8話(仲)

見事だ。
同じセリフを異なる俳優に言わせて、まったく異なる感動を与える。
しかも二回も別のシーンで。
見事としか言えない。

まず一つ目は、功一(二宮和也)と柏原(三浦友和)のカウンター越しでのやりとり。犯人が見つかったらどうしたいかとの質問に功一が答える。「殺しますね」
そして同じ質問が向けられて応える柏原。「殺すね」
この短いやりとりの中に二人それぞれの14年間の思いが凝縮して表現されている。脚本が素晴らしいのは勿論だが、二宮と三浦の演技が脚本を越えた瞬間だった。

そして二つ目は静奈(戸田恵梨香)の正体を突き止めようと問いただす二人の男が投げかける質問。「君はいったい何者なんだ」
高山(桐谷健太)と行成(要潤)が言うこのセリフの連続技は意表を突かれた。そして「アリアケ」のレシピノートが静奈に突きつけられ、さらに意表を突かれる。この展開は予期していなかった。やられた。行成が人の良いおぼっちゃまというだけでなく、実は非常に聡明であったことを視聴者に思い知らせるこのシーンは秀逸。
要潤はその重要な役柄を実に上手く演じていた。これまた見事。

最終話に向かってどんどん加速する一方のこのドラマ。演出、演技、脚本が素晴らしく融合して相乗効果を出している。最終話まであと数話だが、最終話が観たいような観たくないような複雑な気分。これはドラマのキャラクターたちに感情移入してしまっている証拠だ。

それにしても、こんな運命でなければ姑となったかもしれない貴美子(森下愛子)と晩ご飯の支度をする静奈の空想シーンはあまりにも切なかった。ドラマとは分かってはいるものの、なんとかならないものか、と胸が締め付けられるようだった。
(仲村英一郎)
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2008年12月09日

「ブラッディ・マンデイ」第9話(鹿)

ブラッディ・マンデイを阻止しようとして藤丸(三浦春馬)が活躍し、バイオハザードを食い止めたまでは良かった。

だか…まさかJ(成宮寛貴)が九条音弥(佐藤健)と繋がりがあるなどとトンデモ発言を言い出すから、大映ドラマか?はたまた韓流ドラマか?と思ってしまった。
そんな狭い範疇で血縁関係だの何だの、導師ネタに引き続き、更にストーリーの規模が小さくなった気がしてならない。
とはいえ、導師は殺されてしまったようだが。ううーむ。

視聴者に意外性やサプライズをもたらすのに、そんな無謀な展開に持っていかざるを得ないのかと思うと、バイオハザードは何だったんだ?と思えてくる。
視聴者が納得できるような落とし所に着地するのだろうか…。(鹿の使番)

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「ギラギラ」最終話(第8話)

前話で大成(石橋凌)に全面対決を宣言した公平(佐々木蔵之介)だったが、そんな危急な事態を迎えている最中にも、彼の信念にブレはなかった。大成とカズマ(和田正人)が実は父子だったことを知り、二人の和解に乗り出すのだ。どこまで人がいいのか、とやきもきさせられたが、結局はそのおせっかいが「リンク」を窮地から救うこととなる。

ついに早い最終話を迎えてしまった「ギラギラ」だが、第1話から最終話まで飽きることなく楽しんで観ることができた。ストーリーにも演出にももちろん演技にもまったくブレがない安定感で突っ走った。視聴者に媚びたり、または煽ったりという今時流行の小賢しさを微塵も見せず、温かいヒューマンドラマとなったことに非常に好感を覚えた。ドラマそのものに公平の優しさが包み込まれていた。
ラスト2話がやや性急な運びだったので、あと2話は増やして欲しかったところだが、それでも見事に最終話で完結させたことは素晴らしい。上質のドラマであったと言えよう。

連ドラ初主演を張った佐々木蔵之介も見事だった。この「ギラギラ」で、彼は主演を充分に務められる役者であることが証明された。今後、主役ドラマのオファーが彼の元に多数寄せられることだろう。

来年の3月にはDVDの発売も決定したとか。見逃した、という方は、ちょっと先になるが来春をお楽しみに。公平スマイルに癒されること請け合いだ。
(仲村英一郎)
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2008年12月08日

「流星の絆」第8話(鹿)

ついにストーリーが佳境に入ってきた。
クドカンらしい話の振り幅だと思うが、高山係長ネタは桐谷健太ファンへのサービスだろうか(笑)。
個人的には、尾美としのりさんの百面相ジョージが最高だったが(笑)。

三浦友和さんとニノの掛け合いも素晴らしかった!
というか、二宮クンは何をやっても安心して見ていられるな〜。
あの右足を立て膝にして座る姿勢は、“功一くんの癖”を表しているのだろうか。
あの座り方好きです☆

静奈だが…アリアケノートを隠す前に、手に香水なんか振り掛けたら残り香が移るだろ〜!とツッコミを入れてしまった。
あの状況では2人のにーちゃんズには出番がなく、静奈がノートを隠すしかないのは分かっているのだが、どう考えても失敗しそうで見ていてハラハラしてしまった…。

それにしても、先週のニノの怒鳴り「いいわけねぇだろ!」にはやられた。
あれからずーーっと「…知ってるよ?」からの激リピモードに突入している(笑)。
あー!リピートが止まらない〜っ揺れるハート (鹿の使番)

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